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日独ゼミナール特別編を開催しました-2024年1月27日

 日独ゼミナール特別編「新潟大学教授児玉竜也博士 ドイツ航空宇宙センター教授ザットラー博士 共同研究 太陽熱によるグリーン水素製造を知る」を、ドイツ連邦共和国大使館と新潟県国際交流協会のご後援で2024年1月27日(土)にクロスパルにいがたで開催しました。当日は約60名の方にご来場いただきました。 

 

 

 冒頭、ドイツ連邦共和国大使館のティモウス・フェルダー=ルセッティ厚生労働科学技術参事官から、「日独交流は日本各地の日独協会の力によっても維持されている。それらの大半はボランティア活動であり、活動を通じてドイツの国や文化に触れる貴重な機会が芽生えている。本日、グリーン水素という重要なテーマを取り上げていただいたことを嬉しく思う」とご挨拶いただきました。

 

 

◆第一部:ザットラー博士、児玉博士 講演◆

 

 講演1:ドイツ航空宇宙センター(DLR)教授 ザットラー 博士 Prof. Dr. Christian Sattler (German Aerospace Center)

 

 

 

 講演2:新潟大学教授 児玉竜也 博士 

◆第二部:パネルディスカッション◆

 

 新潟大学教授・博士 児玉竜也 氏

 ドイツ航空宇宙センター/アーヘン工科大学教授・博士 クリスチャン・ザットラー 氏

 新潟県環境政策局環境政策課長 覚張昌一 氏

 新潟日独協会会長/新潟工業短期大学学長/新潟大学名誉教授・博士 佐藤孝

 コーディネーター 新潟日独協会 江畑徹

 

 パネルディスカッションでは、来場者からも質問を寄せていただきました。「サンベルトで液化して日本に持ってくるコストと、液化と搬送が不要で小規模タイプの日本国内での技術活用によるコストの違い」など、事業会社からご参加された方からの鋭い質問もありました。

 

 最後の質問では、「このプロジェクト、アイデア、この大きなことが、戦争や社会的戦争、社会的貧困を防ぐことにもなるのではないか、アフリカのような国にもっと深く関わることで、私たちは本当に助けられるし、仕事も与えられるし、社会的貧困や、未来が見えないために国を去っていく人々を救うことができるかもしれない」という世界平和につながる話題になりました。

 

 新潟の日独ゼミナールらしい学術的な会になりました。ご来場いただいた皆様、ご登壇、ご来賓いただいた皆様、ありがとうございました。