~美味しくて、楽しくて、ドイツのクリスマスの雰囲気たっぷり~
2019年11月24日(日)14:00~16:00、アンティーク・ガーデンに囲まれた邸宅「アンクル ぺぺ」さんを会場に、標記の催しを開きました。今年で4回目になります。
定員20名で締め切りました。会員7名、会員外13名でした。今年はドイツからの留学生の参加がなかったのが寂しかったです。日独協会顧問の西村智奈美さんからも参加希望のご連絡がありましたが、残念ながらすでに締め切っておりました。是非来年ご参加くださいね!
シュトレンを焼いてくださるのは小林百合子さん。1997年にご夫君である当会会員の小林昌二先生がテュービンゲン大学に留学した折に同行され、台所にあったレシピ本に出会って以来、すべて本物の材料にこだわったシュトレンを焼き続けておられます。(写真右が小林百合子さん)
シュトレン(クリスマスのケーキ)の全体像はこんな感じ。(写真左下)切り分けてお皿に載せました。(写真下)
中身はレーズン、マルチパン(アーモンドの粉を砂糖で練ったもの)、ナッツ、柑橘類など。ドイツでは柑橘類はオレンジやレモンの砂糖漬を使用するのが一般的ですが、今年は、ザボンやゆずを使ってみたそうです。そのせいですね、とてもさわやかな香りが広がってきました。
お供のお茶は、宿り木茶です。宿り木はドイツ語ではミステル(Mistel)といいます。薄い甘みがあり、さっぱりしています。
早速シュトレンを味わいました!そして、自己紹介。今年日独協会会員になられ早速ご参加いただいた方、ドイツ人留学生を家庭に受け入れて以来この会に参加くださるご一家、百合子先生のシュトレンを味わいたくて参加した方、ドイツに関心があって参加くださった方々が一緒にシュトレンをいただきました。
昨年に続いて、ミニレクチャー「ドイツのクリスマスの習慣を理解しよう②―クリスマスのデコレーションいろいろ~アドベント・クランツ、アドベント・カレンダー、クリスマス・ピラミッド、クリスマス・ツリーなど~」を行いました。クリスマスを待つアドベント(待降節)の4週間に飾るもの、そして、クリスマス当日に飾るクリスマス・ツリーの歴史と意味について、私、桑原がスライドを提示ししながらお話し致しました。来年は伝統的なクリスマス料理やクリスマス・クッキーについてお話ししたいと思っています。
シュトレンとお茶を楽しみながら、引き続き小林百合子さんご夫妻がドイツのクリスマス市を訪ねた時の写真を拝見しました。
シュトレンは中身がぎっしりで、2切れも食べると大満足。日本のクリスマス・ケーキとはずいぶん違うシュトレンを味わいながら、ドイツのクリスマスの雰囲気を楽みました。散会時には、百合子さんお手製の素敵なアドベント・カレンダーの中から、一足早く一人ひとり甘くて可愛いいプレゼントを受け取りました!
関心・興味のある方、来年の会に是非ご参加ください!
Frohe Weihnachten!
(報告 桑原ヒサ子)